あいデンタルメディカルクリニック コラム

今の日本を救うために必要な神道の教え

熊の出没という過熱したマスコミ報道に思う

熊の出没という過熱したマスコミ報道に思う

 

いまのマスコミ報道を見ていると、

まるで「世界から誤差を消し去れ」と言われているように感じる。

コロナ、津波、北朝鮮のミサイル、熊の出没……

一度スイッチが入ると、どの局も“単一の不安”を繰り返し流す。

 

今、僕が考えている、

あらゆる人の悩みに通用する心の方程式

その第1公理は、

世界=予測(秩序)+誤差(ゆらぎ)

である。

つまり、誤差やゆらぎは“排除すべき敵”ではなく、

世界そのものを構成する自然な成分だ。

 

しかしマスコミは、誤差をゼロにしようとし、

ゆらぎの存在を「異常事態」として扱う。

それは、線形思考の行き過ぎた姿だ。

変動を認めず、常に「正解」を求め、

外れたら誰かが責められる世界。

 

でも、私たちの生活も心も自然も、

本来は非線形で、不確実で、ゆらぎに満ちている

それを消し去ろうとすると、

かえって私たちは世界を狭く、怖く感じてしまう。

 

だから、報道が不安を煽るときほど、

こう思い出してほしい。

 

ゆらぎは、危険の印ではなく、

生きている世界の“息づかい”なのだと。

 

そして、どう世界を理解し、どう向き合うかは、

一人ひとりの頭で、そっと考えてみればいい。

不安を押しつけられる必要は、どこにもないのだから。