あいデンタルメディカルクリニック コラム

生きやすくなる心理学

共通点を探そう!(他者とつながるために)

悩んでいる時は

 その問題に集中するので

 視野が狭くなり、白黒思考になっています。

その問題ばかりが気になって考えすぎちゃいます。

それでも解決できず、

ぐるぐる思考に陥っています。

 

科学を信じすぎている人や発達の凸凹がある人は、

マイルールにこだわり

相違点にばかり目が行きます。

 

白黒思考で違いばかりを気にしていると

人間関係が築きにくく、自己肯定感は下がります。

多くの悩みは、言葉(会話、左脳)で悩みます

結論からしたら、時間の無駄です。(悩むのが好きな人は悩んでくださいね)

 

何故なら、悩むことは考えることは違うからです。

 悩んでいる時は論理的ではなく

 偽りの三段論法になっています。 

 従って、悩むだけでは解決しません。

 悩むだけで解決するような問題は

 放っておいても、いずれ解決するでしょう。

本当に解決したいのであれば、やり方がいくつかあります。

 

まずは、ブレインストーミングで頭・思考を柔軟にして

 視野を広げ、可能性や選択肢を増やしましょう

(自分が正しいと思っている価値観(信念)を疑いましょう)

 ブリーフセラピー的には、Do different!

 いつもと違うことをやってみる 

 

 ひとつの価値基準で良い悪い、好き嫌いと決めるのは

 ゼロか100の白黒思考です。

 これは、ひとつの可能性であって、答えではありません。

 マイルールに縛られて

 生きづらい世界になってしまいます。

 実際の世の中は、そんなデジタル世界ではありません。

 

 現実の世界は

 水墨画の世界でさえ、白黒でも無限の濃淡があります

 現実には、白黒以外のいろんな色があり、

 更に、グラデーションがある

 彩り鮮やかな世界です。

 答えや可能性は、ゼロや100ではなく、

 1から99の間にあります。

 更には、

 色は決められておらず、

 いろいろな色が混ざりあい、変化していきます

 そんな中で、類似性や共通点を意識してみましょう。

 

他者のこころを理解するためには

 話し合い、コミュニケーションする必要があります。

 話が苦手なら、相手にしゃべってもらいましょう。

 そのためには、相手の話を深掘りしましょう。

「ど」が付く質問をすることです。

 •     どんな    What like?

 •     どうやって    How?

 •     どうして      Why?

 •     どっち        Which?

 •     どこで        Where?

 などの頭に「ど」が付く質問です。

どうしても共通点が分からなければ

 共通点を作り出せばいいのです。

 そのために、抽象化するのもひとつの方法です。

  イヌが好きな人も、ネコが好きな人もいます。

  白黒思考の人は、自分はイヌは好きだけどネコは嫌いだと

  違いにこだわります。

  でも、どちらも動物好きな人です。

共通点をみつけようと会話をすれば、

自分のことを理解しようとしてくれていると感じてくれます。

そうすれば、あなたの印象は良くなります。

共通点を3つ探してみましょう。

関係が変わりますよ。

 

ブレインストーミング:

 アメリカの実業家アレックス・オズボーンによって考案されたアイデア発想法です。

 参加者が自由にアイデアを出し合い、批判や評価をせずに量産することを目指します。

以下の4つのルールがあります。

 1. 質より量:アイデアの量を重視し、質は後で考える。

 2. 批判は禁止:アイデアを批判したり評価しない。

 3. 自由奔放:どんなアイデアでも歓迎し、制限を設けない。

 4. アイデアの組み合わせ:自分のアイデアと他の人のアイデアを組み合わせてもよい。

ブレインストーミングは、アイデアを生み出すために有効な手段です。

アイデアが思い浮かばない時、壁にぶつかった時、悩んだ時に、

ブレインストーミング(ブレスト)をして、共通点を探してみてはいかがでしょうか。

ヒトが悩んでいる時は、必ず、言葉(自動思考)で悩んでいます。

言葉がない動物は悩みません!

言葉、つまり、左脳の声(自動思考)でヒトは悩みます。

どうしても、柔軟な思考ができないヒトは

頭でっかちになっています。

腹に意識をもっていくように訓練して

左脳を切り離して、左脳の雑音(自動思考)を減らし

右脳で、いま、ここを感じるようにしましょう。

姿勢や呼吸が関係します。

このことは、また、後日お話しますね。

 

あいデンタルメディカルクリニック院長 高橋一浩