あいデンタルメディカルクリニック コラム

母と子の漢方

風邪をひく には意味があります

何と、厚労省が

風邪を5類に分類するという暴挙にでました。

 これは明らかな利権です。

 30年以上、真摯に患者さんに向かい合ってきた医師として

私は、この厚労省の見解を完全に無視します

追記:風邪を5類に分類しておけば

   将来、風邪ウイルスワクチンを製造し、

   インフルエンザワクチンやmRNAワクチン(新型コロナ)と混合するためです。

 

風邪を引く」の「ひく」は

「引」と表記し、「中に引き込む」という意味です。

 東洋医学の大局的なシステム論の視点では、

  風は大気の動きだけでなく、人の肉体に影響を与える原因になります。

  風が運んでくる「邪気」を引き込むと、

  風邪という病になると考えられます。

 

  かぜの邪気は「風邪(ふうじゃ)」といわれ,

  病を起こす「邪(よこしま)」な風ですが、

  人がもつ「衛気(えき)」といわれる

  体力や免疫力を高めておけば、

  風邪に対抗できます。

 風邪の引きはじめで背中がゾクゾクとしたとき、

  背中の上部にある「風門」という経絡から,

  風邪が体内に進入すると説明されています。

  実際には、鼻腔・咽頭にウイルスが侵入するのですが、

 私がやっているように

 冬場は、寝るときにタオルやネックウォーマーを巻いて

 首を温めてておけば、免疫力は低下せず

 風邪予防ができます。

 

それでも年に2,3回は“風邪かな?“という時があります。

 誰もが風邪を引きます。

 一生では、何十回とかかるでしょう。

 つまり、風邪を引くこと自体には、意味があるとも言えます。

 餅が固くなる,お茶が空気に触れて味が落ちる場合

 「かぜをひく」は、品質が落ちたこと意味します。

しかし、人の場合は、

その都度、免疫力を活性化させて免疫をトレーニングしています。

そして、同時に、

毎日発生している

ガン細胞をやっつけているのです!!

 

 風邪症状を厄介者として

 一時しのぎで対処していては勿体ないです。

 風邪の諸症状は、

 風邪を引いたから休みなさいというアラームである以上に、

 発熱、倦怠感、咳、鼻水といった症状それぞれに、

 免疫力を活性化している治癒過程という意味があります。

 風邪を引くことで

 時々、免疫系を賦活して

 ガン細胞をやっつけてくれています。

 

そんなメリットもある“風邪を引く”チャンスを

養生や漢方薬を使って

有意義に対応しましょう。

そして、回復後の爽快感を味わいましょう。