高橋院長おすすめ健康増進法
夏バテ対策としてのミトコンドリア強化
夏バテ対策としてのミトコンドリア強化
今は、二十四節気の「処暑(しょしょ)」にあたります。
夏のピークが過ぎ朝夕は涼しくなり心地よい虫の声が聞こえ始めていますが
近年は、9月も厳しい残暑が残ります。
夏バテ対策を、ミトコンドリア機能と自律神経失調の観点から考えてみたい。
熱中症対策(ヒートショックプロテイン)と対比してみた。
ミトコンドリア酵素は37°C前後の平熱で最適に働くように設計されています。
40°C以上では、酵素活性の低下、ミトコンドリア機能障害のリスクが増加します。
夏の始まる前に、サウナに入ってミトコンドリアの熱ストレス耐性を上げるのが良い熱中症予防ですが、
この時期の夏バテは、夏の疲れで自律神経系が弱りますので、栄養などでの夏バテ対策をしましょう。
夏バテと熱中症の違い
熱中症
・急性の体温上昇 → 体温調節機能破綻
・水分・電解質の喪失、循環不全
・HSP(ヒートショックプロテイン)誘導による細胞保護がカギ
夏バテ
・慢性的な「疲弊」
・自律神経の乱れ(交感神経過多+副交感神経低下)
・ミトコンドリア機能低下(ATP産生効率の低下、酸化ストレス)
・食欲不振、倦怠感、頭重感、睡眠リズム崩れ
👉 熱中症は「急性のショックにHSPが守る」状態、
夏バテは「慢性的なエネルギー危機(ミトコンドリア機能低下+自律神経失調)」
夏バテ対策(ミトコンドリア+自律神経視点)
栄養・代謝面
・マグネシウム・B群・クエン酸 :ATP合成を支える
・タンパク質(特に分岐鎖アミノ酸) :ミトコンドリア基質+HSP誘導
・オメガ3脂肪酸 :膜流動性と抗炎症
自律神経面
・朝夕の涼しさを活用 → 副交感神経回復(虫の声、深呼吸)
・軽い有酸素運動 → ミトコンドリア新生
・冷房との付き合い方 → 急激な温度差は交感神経過多を助長
・シャワーだけでなく、ゆっくり湯船に浸かりましょう!