高橋院長おすすめ健康増進法
動脈硬化の予防
― ヒトは血管とともに老いる by オスラー ―
動脈硬化、つまり、“動脈が硬く(硬化)なる”とは、どういうことでしょうか?
動脈の壁の性質が硬化する場合、形態的に変化(リモデリング)しています。
血管の壁の内外から、つまり、血管の内側(血管内皮)と血管の外側(血管外脂肪組織)から、影響を受けます。
ここに、炎症という過程が絡んでいます。
結論として、動脈硬化の予防法は以下です。
・慢性炎症を抑える
・血管内皮機能を上げる
慢性炎症
加齢に伴い免疫機能が低下するにつれ、慢性炎症やアレルギーが惹起されます。
この慢性炎症により動脈硬化は進行します。
慢性炎症には、口腔内・上咽頭、腸管などで共存している常在細菌が関与しています。
それらの常在細菌叢や日和見ウイルスなどにより炎症が惹起されます。
がんや糖尿病、認知症などの神経変性疾患、自己免疫疾患など多くの加齢性疾患の発症や悪性化における慢性炎症の重要性が明らかとなっています。
腸内環境をよくするために、
善玉菌のエサになる水溶性食物繊維をしっかり摂取しましょう
歯周病菌(P.ギンギバリスなど)を減らすためのクルクミン含有歯磨きと、歯科への定期受診をしてオーラルケアしましょう
血管内皮機能改善
運動は絶対に必要(楽をしたらメタボになります)
メタボで内臓脂肪が溜まると脂肪細胞からアディポネクチン(PAI-1など)が
放出され血管内皮を傷害します
食後に30分歩く
食後代謝異常の是正(糖・脂質)
食後血糖スパイク抑制、
ヘキサン抽出サラダ油のトランス脂肪酸摂取を減らす
禁煙
動脈硬化予防は、アンチエイジングに繋がります。
当院で一緒に、ピンピンコロリを目指しましょう!
あいデンタルメディカルクリニック 院長 高橋一浩
あいデンタルメディカルクリニック 院長 高橋一浩