あいデンタルメディカルクリニック コラム

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サーチュイン養生訓 ― 過ぎたるは及ばざるがごとし ―

サーチュイン養生訓

― 過ぎたるは及ばざるがごとし ―

 

江戸時代の著書

貝原益軒の『養生訓』

これは最先端の老化研究の結論と驚くほど整合します。

なぜ300年前の養生訓が、分子生物学と一致するのか。

養生訓をサーチュイン遺伝子活性化条件という現代語に翻訳します。

 

養生訓の根本思想は、

 ・欲を抑え、

 ・気を巡らせ、

 ・過ぎないこと

これはそのまま

 ・過剰栄養を避ける

 ・慢性高インスリンを避ける

 ・代謝の可塑性を保つ

というサーチュイン活性条件です。

つまり、養生訓の核心は「代謝に余白を残せ」、

具体的には、

 腹八分目と運動しろということ

 遺伝子が“正しく振る舞う環境”を整えろということ

そうすれば、自ずと代謝の最適解がえられる。

 

  1. 腹八分目
     飽食はNAD⁺を枯らし、節度はサーチュインを目覚めさせる。
  2. 空腹を恐れるな
     軽い欠乏は代謝の柔軟性を保つ合図である。
  3. 日々の運動
     筋を使うことは、眠る遺伝子に仕事を与えること。
  4. 激しすぎる運動を戒めよ
     過負荷はAMPKを超えて炎症を呼ぶ。
  5. 穀・菜・豆を基本とせよ
     腸に酪酸を生ませ、ミトコンドリアに酸素を使わせよ。
  6. 味を濃くするな
     刺激は報酬系を狂わせ、代謝の静寂を壊す。
  7. 酒は少量を楽しめ
     適量は血流を、過量はNAD⁺を奪う。
  8. 夜更かしを慎め
     サーチュインは時間を読む、睡眠は最大の同調因子。
  9. 怒り・欲を長く抱くな
     慢性情動は炎症となり、腸と核を同時に乱す。
  10. 清潔にしすぎるな
     共生を失えば、制御不能な免疫が残る。
  11. 病に備え、薬に溺れるな
     非常手段を常用すれば、生態系は痩せる。
  12. 老いを拒むな
     老化は敵ではなく、制御を失った代謝である。


分子生物学で言えば「NAD⁺優位・低炎症・可塑性維持」。

江戸の言葉で言えば「ほどほど」。

中庸が一番、

生き急がず、一休み一休み。