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還暦すぎたら、昭和なスワイショーは、いかが?
還暦すぎたら、昭和なスワイショーは、いかが?
最近の診療で強く感じることがあります。
85歳でも元気に歩き、しっかり自立している方がいる一方で、
70歳でもすでに弱ってしまっている方がいる。
この差はどこから来るのか。
血圧やコレステロールといった数値だけでは説明がつきません。
むしろ診察室で目にする「ある特徴」が、その分岐をはっきりと示しています。
- ペットボトルの蓋が開けられない
- 片足で立てない
- 壁にかかとをつけても後頭部がつかない
これは単なる筋力低下ではありません。
“人間としての基本構造”が崩れ始めているサインです。
■ 昭和の生活にあった「2つの習慣」
ふと気づくと、元気な高齢者に共通しているのは、
特別な健康法ではなく、むしろ昔の生活に近い習慣です。
① ぶら下がる(鉄棒・雲梯)
公園で遊ぶ中で自然と行っていた「ぶら下がり」。
これは単なる遊びではなく、
- 背骨を伸ばす
- 肩甲帯を安定させる
- 握力を維持する
という、全身の再調整になっています。
② しゃがむ(和式トイレ・生活動作)
和式トイレや床での生活は、「しゃがむ」という動作を日常に組み込んでいました。
この動きには
- 股関節・足関節の柔軟性維持
- 体幹・骨盤底筋の活性化
- 排便機能の改善
といった重要な役割があります。
ここまで読むと、「運動しなきゃ」と思うかもしれません。
でも、特別なトレーニングは必要ありません。
大事なのは、
使われていない筋肉= “おサボり筋”に気づいて、
ちょっと起こしてあげることです。
例えば、
- 最近ぶら下がっていない → 手で体を支える機会をつくる
- しゃがんでいない → 一度ゆっくりしゃがんでみる
- 片足で立っていない → 歯磨きのときに片足立ち
これだけでいいのです。
筋肉は裏切りません。
使えば応えてくれるし、使わなければ静かに眠ってしまう。
老化とは、筋肉がなくなることではなく、
「そこにあるのに、使われていない状態」
とも言えます。
だからこそ、
頑張るのではなく、“思い出させる”
それくらいの距離感が、ちょうどいいのです。
◆ “おサボり筋”として伝えるなら
すごくシンプルにすると:
- 背中のサボり筋 → 伸びてない
- お腹のサボり筋 → 捻ってない
- お尻のサボり筋 → 締めてない
■ やることは1つだけ
腕をぶらぶら振るだけ(スワイショー)
ぶら下がれない人でも、しゃがめない人でも、まずは“揺れる”ことはできる
■ ポイントは3つ
- 力を入れない
- 呼吸を止めない
- 気持ちよく揺れる
■ どうしていいの?
これだけで自然に
- 背中が伸びる
- 体が少しねじれる
- お尻に力が入る
👉 「おサボり筋」が目を覚ます
■ 目安
- 1日1〜3分でOK
- 朝やお風呂の前がおすすめ
■ 一言
「頑張らなくていい、揺れるだけでいい」