あいデンタルメディカルクリニック コラム

生きやすくなる心理学

ちびまる子ちゃん人物でみる「未熟自己愛パターン」

ちびまる子ちゃん人物でみる「未熟自己愛パターン」

生きづらさを感じる

その背景には、こどもも大人も、

成熟していない自己愛があります。

 未熟な自己愛では、原始的な防衛機制が働き、

 他者の視点が見えず、俯瞰して物事を見ることができません。

あなたや、お子さんの未熟な自己愛はどのレベルでしょうか?

1. 乳児期レベル(依存的自己愛)

 キャラ例:たまちゃん(まる子の親友)

 まる子をいつも支え、依存的な関係性を象徴する存在。安心のために他者とのつながりを強く求める。

 特徴:承認がないと不安。甘えやすい。

2. 幼児前期レベル(恥・疑惑に囚われる自己愛)

 キャラ例:まる子本人

 失敗すると恥ずかしがって逃げる、でも「やりたい!」気持ちは強い。

 特徴:「できない自分」を隠そうとズルしたり、誤魔化したりするところが典型。

3. 幼児後期レベル(誇大化・罪悪感)

キャラ例:永沢君

 自分の不安や罪悪感を、他人を攻撃する形で誇大化する。トゲトゲしい言葉が多い。

 特徴:自分の弱さを補うために皮肉や攻撃を使う。

4. 学童期レベル(劣等感過敏)

 キャラ例:藤木君

 劣等感が強く、比べられることに敏感。臆病で裏切りをしてしまう。

 特徴:成果や評価に弱い。仲間に入れないと不安。

5. 青年期レベル(アイデンティティ揺らぎ)

 キャラ例:野口さん

 自分の世界観に閉じこもる(ホラー趣味)。「自分は違う」という反発で自己像を作っている。

 特徴:同調もするが、個性を強調してアイデンティティを支えようとする。

6. 成人前期レベル(親密さの失敗)

 キャラ例:花輪クン

 華やかで親密さを求めるが、どこか表面的。相手との距離感が「支配的」になりやすい。

 特徴:対等な関係よりも「自分を魅せること」でつながろうとする。